虫刺されから感染症に!

虫刺されは専門的に虫刺症(ちゅうししょう)と呼ばれ、痒いからと爪で掻いていると感染症になる危険があります。
ブヨやダニ、蜂などという特殊なものだけでなく、蚊にかまれたものでも掻いて黴菌が内に入り感染症になることがあります。
刺されないのが一番ですが、刺されてしまったら適切な薬を塗って、悪化しないように注意しましょう。
川遊びの場合、ブヨに刺される可能性があります。ツバキやサザンカの手入れなどしていた後、激しいかゆみを感じたら、チャドクガというガの幼虫の毒毛に触れた可能性があります。
感染症を媒介するマダニ類は人の身体に取り付くと、肌に噛み付き血を吸います。その時スピロヘータやリッケチアなどの病原体を媒介し、ライム病や日本紅斑病などの感染症を起こすことがあります。
刺された後、短時間のうちに蕁麻疹や嘔吐、呼吸困難などアレルギー症状が現れた場合、血圧低下などのショック症状で死に至ることもあります。
軽症なら市販の虫刺され薬でよいが、腫れやかゆみがひどい場合は躊躇せず皮膚科専門医に相談するようにしましょう。